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Church’s(チャーチ)× MARTIN(マルティン)レザーオールソール + トゥラバー

こんにちは山本です

大阪万博
連日テレビやネットで取り上げられていますが
行ってみたい気持ちは多少あるんですが
なかなか踏ん切りがつきません。。。

10月までチャンスはあるので
もうちょっと検討してみます




本日のご紹介はchurch’s(チャーチ)です
今回は神戸市垂水区にお住いのオーナー様にお持ち込みいただきました
遠方よりご来店・ご依頼ありがとうございます!

こちらがBeforeです

3都市表記の旧チャーチのディプロマットをお預かりしました
ソックシートのデザインから恐らく80年代製造かと思われます

ライニングの前半分が生地素材なのも
現行モデルとの分かりやすい違いです

お預かりしたディプロマットは
トゥのみリペア歴がありましたが
ソール・ヒール共にすり減りも少なく
非常に良いコンディションでしたが。。。

一点気になるのが
【ソールとウェルトの剥離】
写真でも分かりますが右足の内側がパックリと開いています

実は旧チャーチでは結構見かける症状で
原因はアウトステッチの経年劣化です

ウェルトとソールを縫い留めている糸が
乾燥により強度が無くなってしまい切れてしまいます

なるべく修理費用を抑える場合は
もう一度ソールを縫い直す方法になりますが
元のソールからステッチを綺麗に抜き取る事は難しく
あまり綺麗な仕上がりが望めない点
そして何よりソールの硬化が進んでいるため
履き心地も良くない(硬く曲がりにくい)点が気になります

今回はオーナー様からも
「どうせ直すのであれば確実な修理を希望」
とお聞きしましたので
ソールの全交換で承りました

ソールの種類等打合せして
今回はこのように修理させていただきました


こちらがAfterです

完成!

今回はリペア前になるべく近い仕様で承りました
ソールはドイツオークバークソール
【MARTIN(マルティン)レザーソール】をチョイス

ソールカラーは少しビンテージ感のあるブラウンで
オークバークソール特有の【ムラ感】が
よりビンテージの雰囲気を出してくれます

つま先には予め硬質ラバーピースを組込み
アウトステッチで縫い付けで取れる心配も無し

乾燥して硬化していたソールから心機一転
これから少しずつ大切に育てていただけると思います

またメンテナンスが必要になりましたら是非ご相談ください
今回は2足まとめてのご依頼ありがとうございました!
(※返却は送料無料で配送させていただきました)




今回の修理
MARTIN(マルティン)レザーオールソール ¥19,800
(オープンチャネル仕様)

トゥラバー組込み  ¥3,300


納期  約6週間(通常期)




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2025-04-17 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, church’s