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WOLVERINE(ウルヴァリン)× Vibram#2060 + リウェルト

こんにちは山本です


先日常連様のご来店時
「最近ブログ更新してないみたいだけど大丈夫?
体調でも崩して休んでるのかと思ってた」
とお言葉を頂きました。。。


全然元気です!ご安心ください!
相変わらずたくさんのご依頼頂いており
ただブログの更新まで手が回っていない状況です


もう少し余裕が出来たら
以前のペースで更新したいと思っていますので
更新を楽しみにして頂いている方は
もうしばらくお待ち下さい






本日のご紹介はWOLVERINE(ウルヴァリン)です
今回は東京都にお住まいのオーナー様より配送にてご依頼頂きました
遠方より修理のご依頼ありがとうございます!


こちらがBeforeです

ウルヴァリン1000マイルブーツ

赤いオイルレザーソールの印象が強いですが
最近はこちらのハーフソール搭載モデルを見かける機会が増えましたね

今回お預かりしたブーツはまだまだ真新しいコンディションでしたが
オーナー様よりソールカスタムのご依頼を頂きました

完成イメージを確認しながら打合せをしていましたが
一点気になる箇所があり
「ウェルトの一部にステッチの粗い部分があり
同時に本来見えていないはずの掬い(すくい)縫いも見えているので
強度や仕上がりの綺麗さに多少影響すると思います。」
とお伝えしました

メーカー問わず
アメリカ製のブーツ(靴も)では頻出する症状ですが
【ラフなアウトステッチ】
蛇行したりピッチ幅がバラバラだったりと。。。

基本的に元々のステッチを抜いて
元々のウェルトに縫い直しをしますので
ステッチ穴がバラバラだと当然綺麗な仕上がりにはなりません

ここまでなら見た目だけの問題ですが
ウェルトと靴本体を縫い留めている【掬い縫い】は
緩んでいたり切れていない限りは見えていないものです


と上記の内容をオーナー様とお話しをして
多少のデメリットを承知したうえで修理するか
ご検討頂きましたが
「せっかく修理するなら万全での仕上がりを希望
そしてウェルトから交換するのであれば。。。」

とオーナー様のカスタム欲もふつふつと。。。

ソールやウェルトやステッチなど
色々と打合せした結果
今回はこの様に大手術させて頂きました


こちらがAfterです

完成です!


大変身です!
beforeとは別物です

ソールはクッション性と軽さを求めて
【Vibram#2060ソール】をチョイス

#2021ソールと悩まれましたが
あまりボリューミーになり過ぎるのも。。。
との事で#2021よりは少しメリハリがあり
スマートな印象も出る#2060ソールで決定


そして問題アリだったウェルトは
元々の明るいカラーから
ブラックへカラー変更しリウェルト(ウェルト交換)

これだけでブーツの印象が全然違います

そしてオーナー様のこだわりポイント
【ウェルトステッチはブラウンに】
黒いウェルトにブラウンのステッチ

最近ちょくちょくご依頼を頂く組み合わせですが
これがなかなか通な感じがして
それでいて違和感もない組み合わせです
「ウェルトとステッチ 黒一色だと面白味がないかなぁ」
というお悩みを解消です

ウェルトの出幅はお任せ頂きましたので
ワンピースソールに合うように
少し幅広に残して安定感のある感じに調整しています

返却後オーナー様より
「イメージ通りでした!」と連絡を頂けて
ホッとひと安心しました


また心機一転 たくさん履いてあげてください!
トラブルもあり納期が長くなって申し訳ありませんでした

この度は遠方より修理のご依頼ありがとうございました!





今回の修理
Vibram(ビブラム)#2060ソール ¥15,400
Vibramラバーミッドソール  ¥2,750
リウェルト(フラットウェルト) ¥12,100



納期  約5~6週間(通常期)





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2024-06-08 | Posted in Blog, Works of Boots, Other Boots