Blog, Works of Dress Shoes, church’s

Church’s(チャーチ)× J.R.レザーオールソール + ビンテージトゥスチール

こんにちは! 山本です


先日の地震 皆様大丈夫だったでしょうか?
地震発生時の映像をニュースで見ましたが 凄かったですね
私は1.17の時の記憶が蘇りました

亡くなられた方のご冥福をお祈りし
被災された方が一日でも早く元の生活に戻れる事願っております




本日のご紹介はChurch’s(チャーチ)です
今回は埼玉県にお住いのオーナー様より配送にてご依頼頂きました
遠方より修理のご依頼ありがとうございます!

こちらがBeforeです

旧チャーチのコンサル
着用回数も少なく アッパーもグッドコンディション
ユーズド市場では これはかなりの上玉でしょうね

今回オーナー様より
「ソールのすり減りはあまりないが レザーソールは硬く乾燥していて
所々ウェルトとソールが剥離してきている。。。
少し早いがソール交換して 気にせず履きたい」
とご依頼を頂きました


確かに所々 ウェルトとソールに隙間がチラホラ。。。
履き込んだ靴であれば
ソールを縫い付けているアウトステッチが擦り切れて
ソールが剥離してきている場合が多いです

ですが今回はアウトステッチが擦り切れていない
原因は経年劣化による接着不良 → 隙間発生  
もしくは
ステッチそのものの乾燥・劣化による糸切れ → 隙間発生

のどちらかでしょうね

いずれにしろ【経年劣化】による症状の為
今後気にせずガンガン履くには ソールを新しく組み直すことが確実です

という事で少々もったいない感は否めませんが
ソールの仕様を打合せさせて頂き
この様に修理させて頂きました


こちらがAfterです

完成!

まず最終の磨き直しまでして 一言
アッパーレザーが素晴らしい!!
この柔らかさと手に吸い付くような質感は なかなか出会えませんよ

古いものが全て良い! とは全く思いませんが
(それほど経年劣化とは取り返しのつかないダメージなんですよ)
今回はビックリしました

で、本題のソール仕様は
まずメインとなるアウトソールは
【J.R.(レンデンバッハ)レザーオールソール】を

ドイツオークバークソールの最高峰
1年をかけて作られるこのソールは 繊維密度も高く 水も吸い込みにくく
高級レザーソールの代表格です

ソール裏のカラーはオーナー様のご希望で【ブラック】
J.R.のゴールドロゴマークがブラックに映えますね

硬めのソールなので 返りが悪く(曲がりにくい)
つま先が集中的に削れてしまう為
予め トゥスチールを取付けて事前補強し 対策も万全

後はトップリフトは今回オーナー様のご希望で
【Vib#5345ヒール】をチョイス
厚みと硬さを両立させた 高耐久性トップリフトです

旧チャーチは少しヒール高いので
元々の高さに合わせています
現行はなぜ低くなったのでしょうかね?
PRADAの影響かな?


当分ガンガン履ける仕様で復活したので
これからたくさん履いてあげて下さい!


この度は遠方より修理のご依頼ありがとうございました!






今回の修理
J.R.レザーオールソール(オープンチャネル) ¥18,700
ビンテージトゥスチール  ¥3,850



納期  約4週間





大阪・神戸・尼崎・西宮・宝塚・芦屋 メンズ靴修理はLABOにお任せください

【 修理のご依頼方法はこちら 】

2022-03-18 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, church’s