Blog, Works of Dress Shoes, Alden

Alden(オールデン)× ダイナイトソール + リウェルト

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(4/25以降は決まり次第インフォメーション致します)

【当店の新型コロナウイルス感染症対策について 】

こんにちは! 山本です

緊急事態宣言発令中にも関わらず お越し頂くオーナー様
ありがとうございます!
あまり長話はしないよう配慮しております
皆様も体調にはくれぐれもご注意下さいね!


本日のご紹介はAlden(オールデン)です
今回は豊中市にお住いのオーナー様にお持込み頂きました
こちらがBeforeです

シボ革のローファー カッコいいですね
(シボ強めの革の靴を見ると毎回言っているような気がします
  私シボ革好きなんでしょうね  (笑) )

今回オーナー様より「ハーフソールの交換を」とご依頼頂いたのですが
よく見ると ウェルト がアウトステッチに沿うように割れてきていました(最後の写真 分かりにくくてすみません)
お聞きすると 今まで何度かハーフソールを交換しているとの事で
ソールそのものもかなりのダメージがあると推測出来ました
このままハーフソールを剥がすと。。。
経験上ですが 「マジか。。。あちゃぁぁぁ。。。」な光景が目に浮かびます

ウェルトの割れも確認して頂き 現状かなりの重症で 大手術が必要であるとお伝えし オーナー様より「まだこれからも長く履けるなら」と快諾頂きました

【ハーフソールを替え続ければオールソールしなくて済む】と今まで何度かお聞きしたことがありますが 私は正解ではないと思います
そもそもオールソール(靴底の全交換)するのはコストがかかるから 比較的安価なハーフソールでの補強・交換 をお勧めするというのは 修理金額のみの損得話であり
グッドイヤーウェルト製法に限って言うと
靴底に内蔵されたインナーコルクをいつまでの交換せず ぺちゃんこのまま履き続ける事で クッションは無くなり 中底は必要以上に落ち込んでクセがついてしまい 靴の根幹となる部分に取り返しのつかないダメージを負わせてしまう可能性が大いにあります
長く履き続ける為の修理 ならば 然るべきタイミングで然るべき修理をしてあげるべきだと考えます
①【ハーフソールの取付けは なるべく早め】
すり減ってからの補修ではなく ソールにある程度の厚みが残っている状態で取り付けると ハーフソールの効果がグンと上がります
「見えなくする・隠す」為の補修はあまり効果がありません
②【ハーフソールの交換は2回くらいが限度 その次はオールソールをお勧め】
靴底が変形をしたまま履き続けると靴本体も変形します
場合によっては靴底は直ったけど 靴がねじれたまま。。。 なんてケースになるかも
時々オールソールをして 靴を整体してあげると ひどい型崩れを防げます


申し訳ございません 話がかなり脱線しました(汗)
という事をオーナー様にお伝えし この様に修理させて頂きました
こちらがAfterです

復活完了でございます
今回ソールはダイナイトソールをご指名頂きましたので
【いかに「修理しましたよ!感」を出さないで修理出来るか 】にチャレンジしてみました 
ウェルトから交換したことで ソールの修理歴は一旦リセット出来たので
これからもたくさん履いてあげて下さい
次回はトップリフトの交換でお待ちしております

この度は遠方より修理のご依頼ありがとうございました!



今回の修理
ダイナイトソール オールソール  ¥13,000 +TAX
リウェルト   ¥10,000 +TAX

納期 約3週間


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2020-04-12 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, Alden