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Timberland(ティンバーランド) × VB#100
こんにちは!
本日のご紹介は こちらも昨年末に納品いたしましたTimberland(ティンバーランド)イエローブーツです
今回は過去のBlog記事をご覧になって頂き 神奈川県よりご依頼頂きました
こちらがBefore
おそらく購入後 それほど履いていない状態でしたが アウトソールが剥離して オーナー様が(?)補修された跡が
ありましたが それでもくっつかず とても履ける状態ではありませんでした
以前のBlogでもご紹介しましたが Timberland(ティンバーランド)のブーツはほとんどが
アッパーとソールを接着剤で貼りつけただけのセメント製法です
靴底が物理的に固定出来ていない為 経年による接着剤の劣化や 引っかかった箇所によっては
結構簡単に剥離してしまいます
特にイエローブーツはアッパーのすぐ下 黄色いラバーのように見える層が樹脂製の為 再接着も容易ではありません
今回も雰囲気やデザインは変わってしまいますが 「長く愛用して頂ける仕様」でソール交換させて頂きました
こちらがAfterです
ソールにレザー素材を使用した為 元々の野暮ったさは無くなりました
ウェルトはストームウェルト レザーミッドソール(3.5ミリ)を取付後 ウェルトをサンドイッチした状態で
靴中からレザーミッドソールを縫付け ここでソールの基盤を作り
アウトソールはVB(ビブラム)#100ソール(ハニー)をミッドソールに取付け 固定したストームウェルトから
レザーミッドソールごと#100ソールまでアウトステッチで固定 とややこし説明ですが
とりあえずソールステッチを2種類駆使して ブラックラピド製法+イミテーションウェルトでソール交換完了です
とどめのとどめは(笑) ソールに真鍮ビスを取り付けて 「剥がせるもんなら剥がしてみろ!」仕様です
元々のソールに比べ 重量はアップして クッション性も少しダウンだと思いますが
履き込むことで味が出て ソール・ヒール共にそれぞれ独立した構成になった為 ダメになったところまで遡って修理可能になりました
雰囲気としては グッドイヤーウェルト製法のイエローブーツ?と勘違いするほどの出来でした(自画自賛)
この度は遠方より修理依頼を頂き ありがとうございました!
今回の修理
VB(ビブラム)#100 オールソール(レザーミッドソール(3.5ミリ)) ¥14000 +TAX
イミテーションウェルト(ストームウェルト) ¥2000 +TAX
納期 約2週間~
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