Blog, Works of Dress Shoes, JALAN SRIWIJAYA
JALAN SRIWIJAYA(ジャランスリワヤ)× ダイナイトソール オールソール + 丸洗い (カビ除菌/銀浮き)
【 8/13 ~ 8/16まで夏休みを頂きます 】
8/17(土)より通常通り営業です
こんにちは! 山本です
明日から夏季休業を頂きます!
特に出かける予定はないのですが 台風が心配ですね。。。
予想進路周辺にお住い・帰省中の方は どうぞご注意ください
本日のご紹介はJALAN SRIWIJAYA(ジャランスリワヤ)です
最近はよく見かけるというより お預かりする定番の靴メーカーになったように思います
今回は東京都にお住いのオーナー様よりご依頼頂きました
こちらがBeforeです
箱から出した時 思わず「うわっ! 」とこぼれるほど カビと塩吹きと銀浮きがひどいコンディションでした。。。
ソールがアウトステッチが擦り切れ ぱっくりと口が開いているし これは誰が見ても【要修理】状態です
人によっては イヤ 買い替えでしょ! と思われる方もいるでしょう
今回オーナー様より
「7月の梅雨時期に構わず履き続けて こんな状態になってしまった。。。 直りますか?」とご相談頂きました
革靴なんで 雨降りに履く事で 靴底靴中と浸水して 湿ったまま翌朝まで放置していると 色んな雑菌が繁殖して カビが発生してしまいます
今回は靴中まで カビがびっしりと!(汗)
特に今年はジメジメとずっと湿度が高い日が続いたので 乾燥しにくかったのも原因の一つでしょう
カビ以外にも 革の表面に白い結晶の様なように見えるのが【塩吹き】現象
革に元々含まれている塩分と足の汗から出る塩分が 濡れた事により革の中を移動して 乾いた際革の表面で固まって結晶化してしまう症状です
そしていつもの。。。
つるっとしていた革の表面が 雨に濡れて乾くと表面がボコボコと なにやら湿疹のようにも見える症状 これが【銀浮き】
革に中に入り込んだ水分が 革の表面の下で逃げ場を無くしてしまい そのまま乾く事でボコボコになってしまいます
簡単に言うと 中途半端に濡れて中途半端に乾くと起こる現象です
均等に濡らして 均等に乾かしてあげる事で 元通りつるっとした表面に戻ります
ソールは穴こそ開いていないものの 再利用して補修するには薄すぎるのと 今回オーナー様より「もう少し雨の日にも対応出来るよう ダイナイトソールで交換を」 とご依頼頂きましたので 交換する事に
ソール解体 → カビ除菌 → 銀浮き解消 → 丸洗い → 乾燥 → 念のためもう一度除菌 → 保湿スペシャルケア → ソール組み付け → 磨き直し の順で工程を踏まえて。。。
この様に復活しました
こちらがAfterです
見違えるほどの復活(笑)
左右共に履きジワ近くにクラック(ひび割れ)がありましたが 残念ながらここは補修しようがないので 酷くならないようしっかりと保湿ケアで対策させて頂きました (クラックの修理が上手く出来たらいいのなぁ と毎回己の技術不足にもどかしく思ってはいます。。。ハイ。。。)
カビ・塩吹き・銀浮きの3点セットは きれいさっぱり全てクリア出来ましたので ソールも新しくなり これでまた気持ちよく履いて頂けます
ダイナイトソールだから雨の日でもOK!
というわけではありませんので 雨に打たれた後のケア・メンテはしっかりとお願いしますね
この度は遠方より修理のご依頼ありがとうございました!
今回の修理
ダイナイトソール オールソール ¥13000 +TAX
丸洗い (カビ除菌etc) ¥4000 +TAX
(※今回はコンディションが酷かったので+¥1000頂きました)
納期 約2週間~3週間
大阪・神戸・尼崎・西宮・宝塚・伊丹・芦屋 メンズ靴修理・オールソールはLABO(ラボ)にお任せ下さい