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J.M.WESTON(J.M.ウエストン)× J.R.レザーオールソール + カウンターライニング補修

こんにちは山本です

最強寒波到来
昨日もでしたが今朝は特に寒かったです。。。
車の中で震えながらの出勤でした

年末も近づいてきて焦る事ばかりですが
体調管理には十分注意したいと思います
皆様もお気をつけて!



本日のご紹介はJ.M.WESTON(J.M.ウエストン)です
今回は東京都にお住まいのオーナー様より配送にてご依頼頂きました
遠方より修理のご依頼ありがとうございます!


こちらがBeforeです

#180シグニチャーローファー
J.M.ウエストンを代表するモデルで
お預かりする機会も多い一足

今回はオーナー様より
「メンテナンスをほったらかしにして履き続けた結果
ソールがボロボロになってしまった。。。
またリペアをして復活できるならと思い連絡しました」
とご相談頂きました

事前にメールである程度の打合せをして
画像でコンディションやダメージを確認
ご希望の修理内容を決めてから配送手配をして頂きました

現物が届き改めて確認すると
オリジナルのレザーソールは特につま先のすり減りが激しく
左足はウェルトがむき出しの状態
トップリフトもすり減りレザーピースは外れて行方不明
(トップリフトもレザーピース外れはウエストンのあるあるです)
ベースまでガッツリと削れています

総合的に判断してこれはオールソール交換が最適解

オーナー様とソール種類や仕様
そしてソール以外の気になる点を打合せして。。。


今回はこの様に修理させて頂きました

こちらがAfterです

完成!

甦りましたね!
今回ソールはオリジナル通りレザーソールで
【J.R.(レンデンバッハ)レザーソール】をチョイス

ドイツ製オークバークの最高級レザーソールで
最近は同じくドイツ製のMARTIN(マルティン)と
人気を二分しています

トップリフトも同じくラスターリフトで
ベースから組み直ししてオリジナルの雰囲気を再現
これでソール周りは完全復活でしょう!


そして今回ソール以外にオーナー様の気になる点が
「靴中かかと裏ライニングの破れ」

ローファーは特に擦れやすくダメージを受けやすい部分ですが
デザイン的に補修がしにくい悩みの種でした

履き口の上部に新しいステッチを出す仕上げは簡単ですが
完成されたデザインが売りのウエストンのローファーには
正直気がすすみません。。。

過去に表面に新しいステッチを作らず
履き口近くをある程度バラして
補修する方法も紹介した事があるのですが

ライニングの破れは頻繁に補修する場合もあり
何度も大手術をする事は靴本体にダメージを与えてしまうという
デメリットもありました

という事で最近は今回のように
【表面は新規ステッチを出さない(デザインを壊さない)】
【今後のライニング補修も容易】
という2点をクリアできる方法で補修をしています

(履き口トップは折り込んでいる為
捲れてくる可能性はあります)

ローファーのライニング補修でお悩みの方も
是非ご相談下さい!

この度は遠方より修理のご依頼ありがとうございました!
またのご相談お待ちしております





今回の修理
J.R.(レンデンバッハ)レザーオールソール ¥19,800
(※オープンチャネル仕様)
カウンターライニング補修  ¥5,500
(ローファー向け履き口折り込み仕様)



納期 約5~6週間




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2023-12-22 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, J.M.WESTON