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JALAN SRIWIJAYA(ジャランスリワヤ)× ダイナイトソール + 丸洗い + 中底補強

こんにちは! 山本です


今日明日は 接近中の台風が心配ですね
今回は見た事がない真横移動進路なので 西日本のほとんどに影響出そうです

台風進路にお住まいの方はご注意下さい!


私も今日は朝からグッタリ気味なので。。。(ワクチン接種後のあれです)
閉店後はダッシュで帰ります!



本日のご紹介はJALAN SRIWIJAYA(ジャランスリワヤ)です
今回は福岡県にお住まいのオーナー様より
配送にてご依頼頂きました

こちらがBeforeです

なかなか履き込みましたねー

気になる点は、まずソールの穴開きです
穴が空いているのは左足のみですが 右足も中央部はペラペラです
これはソールの全交換が必要です

次にこれはジャランスリワヤにめちゃくちゃ多い症状
アッパーレザーのデコボコ(銀浮き・塩吹き)

これは革に含まれる塩分が表面で固まった症状なので
時間をかけて丸洗いする事で綺麗さっぱり解消出来ます

後は靴中かかと裏(カウンターライニング)の破れとホツレです


今回はオーナー様と現状も修理必要箇所を相談して
「思い入れのある靴で まだまだ履きたいので 出来る内容で修理を」
とオーダー頂きました


オーナー様のこちらの靴への愛に応えるべく。。。
じっくりと修理させて頂きました



こちらがAfterです

完成!

アッパーもソールも靴の中もフルリフレッシュです

ソールはオーナー様よりご指名頂きました【ダイナイトソール】
ジャランスリワヤでも純正採用されているラバーソールで
元々のレザーソールと比べると
耐久性(削れにくさ)・グリップ性 共にグンとアップしています

見た目がスマートに仕上がるのも人気の秘訣です

ソールを外した状態で 丸洗いも実施
レザー表面のデコボコも解消して 除菌消臭も完了です

後、Before写真がありませんが
これもジャランスリワヤに多い【中底の割れ】

これはジャランスリワヤの中底が
一般的なグッドイヤーウェルト製法の靴に比べて薄く
構造もリブテープというパーツを使用しない製法で
靴本体とウェルトを縫いつける【掬い(すくい)縫い】
そのラインで割れてしまいやすいです
(今度分かりやすい靴があったら 忘れずに写真撮ります。。。)


この割れが酷いままソール交換を行うと
微妙にサイズ感が変わってしまったり 元々の形状がズレてしまいます
(中底とは 靴のサイズ感やシルエットに影響する 最重要パーツです)

今回も約3cm程度の割れが見られましたので
サイズ感やシルエットが変わらないように 元の位置で中底を固定して
上から1ミリのヌメ革を張り付けて補修しています
割れが乾燥して反り上がってくると バリが出て 足当たりにも影響しますからね



今回は気になった点を一通り修理させて頂きました
これからもまたガシガシ履いて頂けると思います!

この度は遠方より修理のご依頼ありがとうございました!







今回の修理
ダイナイトソール オールソール  ¥14,300 (税込)
丸洗い  ¥3,300 (税込)
カウンターライニング補修(左右)  ¥3,300 (税込)
中底補修(左右)   ¥2,750 (税込)


納期 約3~4週間





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2021-09-17 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, JALAN SRIWIJAYA