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Alden(オールデン)53511 × MARTIN(マルティン)レザーオールソール + パイピング修理

こんにちは! 山本です

今日から9月です
気が早いですが 【年内】というワードがリアルに感じるようになってきます

今年は比較的納期に余裕がある時期がほぼありませんでした。。。
大変有り難い事なんですが これからの繁忙期が心配です

なるべく早めに返却出来るよう頑張ります!



気付くと最近ブーツのブログが多かったので。。。
本日のご紹介はAlden(オールデン)です
今回は奈良県にお住いのオーナー様にお持ち込み頂きました
遠方よりご来店・ご依頼ありがとうございます!


こちらがBeforeです

ハーフラバーソールやトップリフトは補修跡がありましたが
ソールはオリジナルのままのコンディションでした

今回はオーナー様より
「ソールに隙間が目立ってきたのと ハーフソールも剥がれてきたので そろそろソールの交換を
それと履き口の周りの革が破れてきたので、修理方法があればこちらも」
とご相談頂きました

ソールは【ハーフソール取付け修理】時に多いのですが。。。
ソールがすり減ったタイミング つまりアウトステッチも切れてしまっている状態
でハーフラバーソールを貼り付ける事で しばらくは履けるのですが
時間が経つとご覧のように ソールがウェルトから剥離してきます

そりゃぁそうです 縫いつけてあったステッチは切れたままですからね

よく見かける修理です
これは根本的な修理をすっ飛ばして 低コストで【見えなくしている】だけ
もちろん もう少し履けたら良いので。。。 というオーナー様のご希望があれば問題ないでしょうが


この【臭いものにはフタ的な修理】は
ソールの交換も出来、長く付き合えるはず高級靴には 安易に提案する修理方法ではないかなと思います


今回はオーナー様より「オリジナルに近い仕様で修理を」とお聞きして
このように修理させて頂きました


後、履き口の擦り切れも一緒に


こちらがAfterです

完成!

今回はソールはオリジナルに近い仕様で説明不要ですね

今後はレザーソールのまま履きたいとの事で
ドイツオークバーク【MARTIN(マルティン)レザーソール】で交換させて頂きました

履き始めは硬めですが 繊維密度(耐久性)はハイクラスです

履き口は脱ぎ履きの際にも擦れてしまい 痛みが出やすい部分です
部分的に補修させて頂きました


かさついてツヤも消えていたコードバンも しっかりとケアしてツヤ感復活です


またガシガシ履いてあげて下さい!

この度は遠方より修理のご依頼ありがとうございました!








今回の修理
MARTIN(マルティン)レザーオールソール(オープンチャネル) ¥16,500
履き口パイピング補修 + カウンターライニング補修  ¥7,700


納期 約3~4週間






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2021-09-01 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, Alden