Blog, Works of Dress Shoes, Crockett & Jones

Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)× Vib#2060

こんにちは! 山本です


最近色々ありまして 昨日数年ぶりに休肝日でした
今まで一年365日毎日ビールを飲んでいましたが
今後はまずは週一で休肝日を設けたいと思っています

数年前に禁煙した時もそうでしたが
どうしていいか分からず 家の中をうろうろしてしまうんですよね(笑)
寝る直前まで落ち着かない感じでした。。。

今後も元気で仕事を続けれるためにも 慣れるまで頑張ります
最終目標は週二休肝日!




本日のご紹介はCrockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)名作ボストン2です
今回は大阪市内にお住いのオーナー様より配送にてご依頼頂きました
いつもご依頼ありがとうございます!

こちらがBeforeです

ハーフラバーでの補修補強はされていましたが ほぼオリジナル状態です
ソールの硬さが気になり しばらく履かれていなかったそうです


こちらのオーナー様は過去に3足ほどソールの交換をさせて頂きました
その中でもVib#2021ソールを大変気に入って頂き
今回のボストンも
「もっとカジュアルに そしてクッション性を」 とオーダー頂きました

が、 今回に関しては
まずローファーで ヒール周りが小さい(シングルウェルト)作りの為
#2021だとちょっとバランスが悪いような気が。。。

そこで提案させて頂き
#2021ソールと同じスポンジ素材で形状違いの Vib#2060ソールをお勧めしました
ソールの写真を送り オーナー様にもご快諾頂き
今回は#2021よりももう少しスマートな印象の #2060ソールで交換する事に決まりました

「しばらく履いていなかったのでこの機会にアッパーのケアも」 との事で
追加でアッパーのトータルケアをオーダー頂きました


こちらがAfterです

完成です!

Vib#2060
ラッセルモカシンに純正で採用されているソールで有名です
#2021に比べて土踏まず部分が薄く ヒールが強調されているので 少しスマートな印象
今回のようにボリュームの無いアッパータイプならVib#2060の方が似合いますね


後Beforeで気になっていたのが ヒール周りの小ささ
ヒールは小さい方がドレッシーな感じが強くなりますが
今回のようなソールカスタム(ワンピースソールへ)時には 安定感もなくバランスが悪いので
ヒールシートを大きく作り直すことが多いです

今回はアッパーがソールから崩れ落ちそうな小ささでしたので
見た目の雰囲気が大きく変わらない程度の大きさへ交換しました
ステッチを通すまで大きくすると かなり見た目の印象変わってしまいますからね

結果的に 狙い通りのバランスで仕上がり 作業者も大満足です(笑)



アッパーのトータルケアはさっとクリーニング後
保湿をブートブラック 【 リッチモイスチャー 】を使用

こちらのリッチモイスチャー 最近かなり人気の商品です
お値段は税込み ¥3,300 と少し高価ですが
アルガンオイル配合の濃厚なオイルで 磨きの仕上がりが全然違います
もっちり感と発色の良さが実感出来ますよ!

長年履いていなく乾燥気味の靴等にはお勧めの商品です
(財布やベルトにも使用できます)


今回のソールカスタムで出番が増えてくれると嬉しいですね
また次回も楽しみにしております!
今回も遠方より修理のご依頼ありがとうございました!






今回の修理
Vib(ビブラム)#2060 オールソール  ¥11,000 (税込)
ラバーミッドソール   ¥2,200 (税込)
ヒールシート交換  ¥3,300 (税込)
アッパートータルケア  ¥2,200 (税込)


納期 約3週間




大阪・神戸・尼崎・西宮・宝塚・芦屋 メンズ靴修理はLABOにお任せ下さい

【 修理のご依頼方法はこちら 】

2021-07-06 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, Crockett & Jones