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BUTTERO(ブッテロ)× レザーオールソール
※ 3/17(水)は臨時休業です
こんにちは! 山本です
最近ホームページのContactページを利用したスパムメールが増えてきましたので
reCAPTCHAを導入(?)してもらいました
スパムメールって AIを使って無作為に海外から送っているそうです
AI 。。。 怖いっすね。。。
自分はまだ便利さの恩恵を受けている実感がないので 怖さしか感じません
いずれはAIロボットが靴修理。。。 してくれるかな?
本日のご紹介はBUTTERO(ブッテロ)です
今回は南国宮崎県にお住いのオーナー様よりご依頼頂きました
遠方よりありがとうございます!
こちらがBeforeです
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過去のブログをご覧頂きご依頼頂きました
ほとんど履かれていないコンディションでしたが
ソール中央が割れてしまっています。。。
ブッテロのハーフソール部分(ほとんどだと思います)は 合成ラバーではなく
樹脂材が使われているので 合成ラバーよりも耐久性(耐摩耗性)は優れているのですが 滑りやすく 経年劣化により 簡単に割れてしまいます
今回オーナー様より
「思い入れのあるブーツなので また同じようにならないように修理を
そしてブログで書いてあった【ブラックラピド製法】への変更を 」
とご依頼頂きました
BUTTEROは元々マッケイ製法がメインですが
ソールと靴の内部の中底をダイレクトに縫いつける製法の為
縫い直し(ソールの交換)を繰り返すと 中底と間に挟まれたアッパーのレザーがボロボロになり 最終的に修理不可 。。。 となると言われています
思い入れのある靴なら修理しながらでも長く付き合いたいと思うのは当然です
そこでブラックラピド製法に変更すると
毎回中底に縫い付ける必要がなくなり 結果的に靴本体へのダメージが防げます
グッドイヤーウェルト製法がウェルトを介しているのと同じ効果があります
ブラックラピド製法の場合は 張り出たミッドソールにアウトソール(接地する靴底)を縫いつけます
今回はオリジナルに近い仕様でブラックラピド製法へ変更してソールを交換させて頂きました
こちらがAfterです
![](https://labo-msr.com/wp-content/uploads/2021/03/2021-03-01-12.58.51.jpg)
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![](https://labo-msr.com/wp-content/uploads/2021/03/2021-03-01-13.01.06.jpg)
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いい意味で分かりにくいカスタムです(笑)
レザーミッドソール1枚目(アッパーの真下)を中底とマッケイ縫いして固定
そのレザーミッドソールの張り出しに 3ミリのレザーソールを取り付け
オリジナルでは割れてしまっていた部分に 合成ラバーのクレープ模様のハーフソールを追加です
クレープハーフラバーソールはオリジナルに近い雰囲気にする為
ソールの縁を一段落とし そのレーンにアウトステッチをかけています
こうすることでチャネル(溝)に落とし込むのと同じように
しばらくは地面にステッチが当たらず切れにくい加工になります
今後はハーフラバーソール部分のみの交換で当分は履けるでしょう!
またリペアが必要になりましたらご相談下さい
この度は遠方より修理のご依頼ありがとうございました!
今回の修理
レザーオールソール ¥13,200(税込)
レザーミッドソール ¥2,750(税込)
クレープハーフラバーソール ¥4,400(税込)
納期 約3週間
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