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Paraboot(パラブーツ)× リッジウェイソール + ヒールカウンター交換

こんにちは! 山本です
暑さのピークが過ぎ 朝晩の自転車通勤がとても快適です
片道5.5キロの通勤ですが
2年前に比べると楽勝になってきました
アップダウンが多い道中なのでペース配分を見誤るとドッと疲れますが
普段運動不足な私にはちょうどいい適度な運動になっていると思います
体重は。。。 減りませんが。。。



本日のご紹介はParaboot(パラブーツ)シャンボードです
今回は大阪府堺市よりオーナー様にお持込み頂きました
暑い中電車でのご来店ありがとうございました!
こちらがBeforeです

オンオフ問わず ヘビーローテーションで履かれていたそうです
高耐久性を誇るパラテックスソールの中央部分がツルツルにすり減っていますね
最近は良く滑るようになってきたそうで そろそろ交換をとご依頼頂きました

後 オーナー様が気にされていた点が ヒールカップのフニャフニャ感

これ実はパラブーツの靴 かなりの高確率でなっています
原因はヒールカウンター(芯材)の材質です
よく使われているのは圧縮した紙材 やポリエステル素材が多く
手製靴等は革が使われます
いずれの素材にしても 求められることは「形の保持」ですが
アッパーとライニングの間に挟まって完成後は見えなくなるパーツなので
製造コストを削減するために真っ先に目を付けられそうなパーツです。。。
パラブーツで使用されている素材が 薄い石膏のような素材(ごめんなさい 偉そうに言う割にしっかりと調べていません。。。)で
完成時はある程度の硬さがあるのですが
次第にパリパリと割れていきます。。。

で、割れた破片がライニングの中でごわつき 「なにこれ?」となるわけです

今回は以上の内容をオーナー様にお伝えし
ヒールカウンターの交換と薄くなり破れかけているカウンターライニングも補修させて頂く事になりました
こちらがAfterです

完成です!
ソールはオーナー様ご指名のリッジウェイソール
ミッドソールは相談の結果 ソールの一体感を出すためにラバーミッドソールを追加しています
レザーミッドソールにすると ソールにツヤのあるラインが入り コントラストが効き高級感は出ますが 履き心地に多少の硬さが出ます
これはお好みでお聞かせ下さい

問題のヒールカウンターはウェルト側からバラさずに
アッパーとライニングを解き なるべく奥(下部)から割れた破片を全て除去し
革で作製し交換しました
応急的な交換方法ですが クタクタになったままよりは全然いいですね

またヘビーローテーションで履いてあげて下さいね!
この度は遠方より修理のご依頼ありがとうございました!
(※返却は配送させて頂きました)



今回の修理
リッジウェイソール オールソール  ¥14,000 +TAX
ラバーミッドソール  ¥2,000 +TAX
カウンターライニング補修(左右)  ¥3,000 +TAX
ヒールカウンター交換(左右)   ¥4,000 +TAX (※要見積り)

納期 約2週間~3週間



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2020-09-11 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, Other Dress Shoes