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JALAN SRIWIJAYA(ジャランスリワヤ) × Vib#2055 +レザーパッチ

こんにちは! 山本です

4月下旬から急激にお預かり量が増えてきました
「職場出勤しない間に修理を」と皆様だいたい同じ理由
そして靴磨きのご依頼・ご相談が激増
自分も含めてですが 皆様考える事は一緒なんですね(笑)

ややパンク寸前状態ですが
なるべく早くオーナー様のもとへご返却出来るよう
フルスロットルで修理しています
お預かり中のオーナー様 もうしばらくお待ち下さい!


本日のご紹介はJALAN SRIWIJAYA(ジャランスリワヤ)です
見ない日はない! くらい良くお預かりさせて頂きます
今回は東京都にお住いのオーナー様よりご依頼頂きました
こちらがBeforeです

ジャランスリワヤあるあるですね
ソールはまだ穴が開く手前ですが アウトステッチが切れてしまい
ウェルトとソールがパックリと開いてしまっています
ソールの厚みがまだまだ残っている状態であれば接着し直してアウトステッチをかけ直せば修理完了なのですが
今回はソールがそろそろ穴が開きそうな具合なのと
ジャランスリワヤ特有ですが
インナーコルクが粉っぽい為 流れ出てしまっているんです
大体は【練りコルク】もしくは【コルクシート】が使われているので
少々ソールとウェルトが開いた程度では流れ出てしまう事はないのですが
粉っぽい=粘度が無い 為スカスカの状態です
このままソールを接着してもクッション材がないので履き心地も悪く
中底も極端に陥没してしまいます(支えるものがない為)

今回は以上の事を踏まえてオールソールをさせて頂くことになりました
というか 元々オールソールのご依頼でした(笑)

当店のブログで色々な修理例を見て頂いていたようで ご指定のソールで交換させて頂きました
こちらがAfterです

完成です!
耐久性とグリップに優れたVib(ビブラム)#2055ソールをチョイス頂きました
ソールのエッジ(コバ/側面)は ジャランスリワヤと言えば!
の 主張の強い爪と踏まずのラウンドも再現です

後あまりブログでは紹介していませんがメジャーな修理 【レザーパッチ】
を今回は両足小指部分させて頂きました
かかと裏のライニング補修は一般的な修理ですが
どうしても擦れる小指部分の補修はこんな感じで補修させて頂きます
放っておくとアッパーまで破れてしまいますからね
ライニングが破れる寸前か破れてすぐくらいが 補修するにはベストなタイミングだと思います

また東京で活躍してくれると思います
この度は遠方より修理のご依頼ありがとうございました!


今回の修理
Vib(ビブラム)#2055 オールソール  ¥12,000 +TAX
レザーパッチ   ¥1,000 +TAX (1カ所)


納期 約2週間~3週間



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2020-05-08 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, JALAN SRIWIJAYA