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J.M.WESTON(J.M.ウエストン) × リッジウェイソール + カウンターライニング補修

こんにちは! 山本です
今日は朝一と夕方に 偶然にも以前勤めていた会社の同僚が バラバラで どちらも当然のようにアポなしで(笑)会いに来てくれました
一年で1回 多くて2回くらいしか会わないのに まさか一日に重なるとは驚きです
おかげで喋ってばかりの一日で 全く仕事が進まなかったのは言うまでもありません(笑/ウソ)
久々に会えて良かった! みんないつも間にか立派なおっさんになったね(笑)


本日のご紹介は 先日と全く同じ内容です
ではなく タイトルこそ同じですが 今回はJ.M.WESTON(J.M.ウエストン)598です
有名どころのゴルフ よりもトゥがスマートで スタイリッシュなUチップです
今回は大阪市内のオーナー様より配送にてご依頼頂きました
こちらがBeforeです

とても大切に綺麗に履かれているのが良く分かるウエストンです
今回はオーナー様より「ソールが歩くたびキュッキュッと音がするので原因を解明して修理をして欲しい それと靴中が破れているのでここも補修を」とご相談頂きました
【歩くたびキュッキュッという音】=【底鳴き】はブログでも何度も取り上げていますが
原因は【ソールの接着不十分な箇所が乾燥して擦れる音】です
特にダブルソールは層が多くなるのでなりやすい症状です
カサカサで擦れている音なので再度接着すれば音は消えるのですが
ソールを一旦バラさないと接着出来ないのと 一旦バラしたソールは原則再利用が出来ない場合がほとんどです
という事で今回のようにある程度着用したソールの場合はオールソールが必要となります
新しいソールと新しい接着剤でしっかりとソールを組み直す事で 音は消えます
その旨をオーナー様に説明し 修理内容も快諾頂きまして この様に修理させて頂きました
こちらがAfterです

大きな変形などほとんどなかったので 綺麗に復活しました
ソールは純正に近いリッジウェイソール+レザーミッドソールの組み合わせ
トップリフトのラバー厚が倍以上になったので 純正に比べると接地した時のクッション性はグンとアップです
ミッドソールとリッジウェイソールはしっかりと接着剤とプレス(圧着)機を使い圧着していますので 当分は気にすることなく 気持ちよく履いて頂けます
靴中の破れはいつも通り新しい革で貼り付けと縫付けをして補修しています
今回はサイズ感がタイトだとお伺いしましたので 少し厚みを薄く加工して使用しています

歩くたびに音がする靴はかなりのストレスだと思います
これからは愛着も沸いて登場回数が増えてくれると嬉しい限りです
この度はありがとうございました!


今回の修理
リッジウェイソール オールソール  ¥14000 +TAX
レザーミッドソール  ¥2000 +TAX
カウンターライニング補修  ¥3000 +TAX

納期  約2週間

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2019-07-12 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, J.M.WESTON