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YANKO(ヤンコ) × Vib#2055 + リウェルト

こんにちは! 山本です

先日の台風で火曜日は臨時休業させて頂きました

雨風がすさまじく シャッターを閉めたのですが 下のわずかな隙間からじゃんじゃんと雨が店内に侵入してきまして

あっという間に客席の半分くらいまで わずかながら浸水してしまい 水かきに奮闘しておりました。。。

幸い停電は免れたので特に問題はありませんでしたが その後の北海道の地震もあり 災害がものすごく身近なものになりつつあり

改めて災害対策をしっかりしようと考えております

台風・地震の被害被災された方へ 心よりお見舞い申し上げます

 

さて!本日のご紹介は スペイン靴を世界に知らしめた先駆け YANKO(ヤンコ)のご紹介です

今回は単身赴任やお引越しを経てもご利用頂いております 当店の大切な顧客様より配送にてお預かりさせて頂きました

こちらがBeforeです

以前に他店様にてオールソールをされていますが まだまだ履けるコンディション次第でした

オーナー様より「 新しい靴を買うよりも 自分の足に合った靴を修理して履きたい この靴は足には合っているけど もう少しソールの張り出しがあれば安定感が出るのに。。。」

とご相談頂きました

時々ご相談頂きますが ソール(コバ)の張り出しですが 出ている分は削り込めば小さく出来ます(状況にもよりますが。。。)

ですが ないものを張り出すには グッドイヤーウェルト製法やマッケイ製法の場合(ステッチダウン製法以外)【ウェルト】を新しいもの(出幅があるもの)に交換する必要があります

マッケイ製法(セメント製法も)の場合はイミテーションで 飾りの役目でついている為交換も容易で 特に問題はありませんが

グッドイヤーウェルト製法の場合はすくい縫いで靴中で縫付けられているので リウェルトというメニューで 新しくまたウェルトを縫い直さないと交換出来ません

全穴をハンドステッチで縫い直し交換しますので 費用も大がかりになります

今回はオーナー様はそこまでご存知の上でご依頼頂きましたので 出幅の確認を途中でして頂きながら 作業を進めて。。。

このように変身しました

こちらがAfterです

ドドーンと完成です! およそですが2ミリほどソール前部の張り出しを大きくしています

ソール裏の写真を見比べると一番分かりやすいですね

ウェルトはのっぺらぼうだと寂しいので ウィールと呼ばれる工具でギザギザ模様を入れて より張り出し感を演出です

今回は同時にカウンターライニングの補修もさせて頂きました

これでますますお気に入りの一足になってくれたと思いますので またたくさん履いてあげて下さい

今回も遠方よりありがとうございました!

 

今回の修理

Vib(ビブラム)#2055 オールソール 新料金¥12000 +TAX

リウェルト  ¥10000 +TAX

カウンターライニング補修  ¥3000 +TAX

納期 約3週間

 

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2018-09-08 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, Other Dress Shoes