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Soffice&Solid(ソフィス&ソリッド)× Vib#2055

こんにちは 山本です
明日9/8(日)は臨時休業致します!
ご迷惑をおかけしますが お間違えのないようご注意ください


本日のご紹介は久々かな?トレーディングポスト企画のジャパンブランド Soffice&Solid(ソフィス&ソリッド)です
今回は尼崎市内にお住いのオーナー様よりご依頼頂きました
いつもありがとうございます
こちらがBeforeです

過去にトゥスチール取付けやトップリフト交換をさせて頂き 大切に履かれていたソフィス&ソリッドですが オリジナルのソールがついに擦り切れて穴が開いてしまいました
Soffice&Solid(ソフィス&ソリッド)は【ボロネーゼ式グッドイヤー製法】という少し変わった製法で
簡単に説明すると グッドイヤー製法の靴にはレザーの中底(紙製もありますが)があるのですが これを使用せずに製作する事で マッケイ製法のような返りの柔らかい 包み込まれるような履き心地になる といったところでしょうか
中底(板)以外の構造は一緒なので オールソールも問題なく可能です
今回はオーナー様の意向で【雨の日も気にせずガンガン履けるドレス靴】として生まれ変わらせたいとのご希望でしたので
昨年の値上げ以降あまり人気の無くなった(笑)Vib#2055ソールで交換させて頂きました
こちらがAfterです

ソールエッジやアシンメトリーなヒール等々 久々の2055ソールで張り切りました

Vib#2055ソール。。。 やはり気になるのがソールの厚み
ダイナイトソールは薄手の為 もっさりとした野暮ったさは出にくく
エレガントなドレスシューズでもハマりますが
Vib#2055は(高耐久性の犠牲とも言えますが )ソールが厚いため
レザーソールからの交換時は ほとんどのケースで野暮ったく仕上がります。。。

今回のSSはかなりドレス感の強いシルエットでしたので
出来れば修理後がカッコ悪くならないよう
ソールのエッジ(側面)は【爪コバ】と呼ばれる形状で仕上げて 真っ平らに仕上げると強調されてしまうもっさり感をシャットアウトです

平らに仕上げる方が楽ですが ほんのひと手間でカッコよさも甦ります
これで今回のミッションは達成できたと思います
また次回はトップリフトの交換でお待ちしております
ありがとうございました!


今回の修理
Vib(ビブラム)#2055 オールソール  ¥12,000 +TAX

納期 約2週間


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2019-09-07 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, Other Dress Shoes