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Church’s(チャーチ)× J.R.レザーオールソール + カウンターライニング補修

こんにちは! 山本です
早い方だと今日からお盆休みのようですね
大方の企業が今年は9連休 と 昨夜テレビで言っていました
ホント羨ましい限りです(笑)

当店は 8/12(月)まで営業
8/13 ~ 8/16まで夏休みを頂きます
8/17(土)より通常通り営業です

本日のご紹介はChurch’s(チャーチ) です
今回は広島県にお住いのオーナー様よりご依頼頂きました
こちらがBeforeです

お父様から譲って頂いた旧チャーチ Ritz というモデル
製造されてから20年以上は経っていますが 修理歴はなく今回初の修理となりました
今回オーナー様よりご依頼頂きました内容が
①ソールが薄くなっているのでJ.R.(J.レンデンバッハ)レザーソールでオールソール
②左の履き口が伸びて革が裂けてきているので これ以上進行しないように補強

この2点が今回のご依頼でした

ビンテージ靴に多いのですが ウェルト・ソール共に経年により乾燥して 硬くパサパサの状態でしたから 解体作業中にウェルトが裂けてしまわないよう 先に保湿してからバラします

履き口に関しては 内側からナイロンの補強テープで伸びた分を引き戻し その上から新しい革でカウンターライニング補修をして対策する事になりました

思い入れのある世界に1足だけの靴なんで(毎回ですが)緊張しながら修復作業を進め 。。。  
この様に復活しました
こちらがAfterです

とても大切に綺麗に履かれていたので ビシッと復活を遂げてくれました

この頃は「ブックバインダーカーフ」というレザーが使用されていて
現行の「ポリッシュドバインダーカーフ」とは少し違います

どちらもガラスレザーのカテゴリーですが 安価な靴に使われるガラスレザーとは違い しなやかで着用を重ねても表面のコーティングが捲れにくく 雨や汚れにも強い等 なかなかの秀逸なチャーチの有名なレザーです
これからも大切に長く愛用して頂けると嬉しいですね
この度は遠方より修理のご依頼ありがとうございました!


今回の修理
J.R.レザーオールソール(オープンチャネル) ¥16000 +TAX
カウンターライニング補修(左右)+左履き口 裂け補強 ¥3500 +TAX

納期 約2週間


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2019-08-10 | Posted in Blog, Works of Dress Shoes, church’s