Blog, Works of Dress Shoes, Crockett & Jones
Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)× ダイナイトソール + リウェルト
こんにちは! 山本です
現在たくさんのご依頼を頂いております
嬉しい気持ちはもちろんですが
内心かなり焦っています(汗)
急激にご依頼のペースが上がり
作業時間の確保が難しくなってきます
来月から値上げしますと
先月よりインフォメーションしていますが
少し落ち着くのでしょうか。。。
今年もやっぱり不安。。。
とにかくミスや事故が無いように
【落ち着き】を大切にします
納期の長さではまたもご迷惑をおかけしますが
どうぞご理解の程宜しくお願い致します
本日のご紹介はCrockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)です
今回は神戸市にお住まいのオーナー様より配送にてご依頼頂きました
修理のご依頼ありがとうございます!
こちらがBeforeです
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クロケット&ジョーンズのローファーと言えば
BOSTON(ボストン)
(こちらはボストン2)
今回はオーナー様よりソール交換のご依頼を頂きましたが
よく見ると左足の小指側は
ウェルトと靴本体が大きく開いてしまっています
右足も所々【掬い(すくい)縫い】と呼ばれる
ウェルトと靴本体を縫い付けている白い糸が見えています
本来はギュッと締め込まれている糸なので
見えていない事が普通なので
見えている時点で緩んでいる
もしくは開いてはいないけど切れている
という状況です
ウェルトを縫い付けた掬い縫いを
ソールを縫い付けた際に干渉し切ってしまった
が原因であり
ソールの出幅を攻め過ぎた(抑え過ぎた)デザインでは
比較的に起こりやすい症状です
グッドイヤーウェルト製法において
ウェルトはソールを縫い付ける為の重要パーツなので
このままではソールの交換が進めれません
オーナー様に現状の説明と対策方法をお伝えし
これからも履けるように修理をとご返答頂き
今回はソールの全交換とウェルトの交換を承りました
今回は作業中の写真を紹介
![](https://labo-msr.com/wp-content/uploads/2023/09/2023-09-17-12.41.00.jpg)
![](https://labo-msr.com/wp-content/uploads/2023/09/2023-09-17-12.41.27.jpg)
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新しいウェルトを縫い付けた状態です
ウェルトに黒いステッチが見えますが
これが今回縫い直した【掬い縫い】
高強度の太いポリエステルの糸を使用しています
靴側の白い布素材のテープが【リブテープ】
リブテープとアッパーとウェルトを縫い付けて
靴本体と繋ぎ止めます
この後ヒールシートとソールを取付け
余分な出幅を調整し
(残し過ぎると不細工極まりない仕上がりになり
逆に削り込み過ぎると
また同じようにステッチが干渉してしまいます)
新しいソールを組み直しました
こちらがAfterです
![](https://labo-msr.com/wp-content/uploads/2023/09/2023-09-17-15.47.18.jpg)
![](https://labo-msr.com/wp-content/uploads/2023/09/2023-09-17-15.47.38.jpg)
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完成!
今回は元々のソールから約2ミリ出幅をアップしています
デザイン的にもそこまで張り出しが気になる靴ではない為
安全策をとりました
ゴリゴリのスマートなThe ドレスシューズ!
であればもう少し削る必要があります
この辺りは打合せ時に
ご希望がございましたらお聞かせ下さい
(特にご指定がなければお任せ下さい)
ソールはC&Jオリジナルのシティーソールは
取り扱いが無い為 ダイナイトソールで対応させて頂きました
またメンテンナンスが必要になりましたらご相談下さい
今回も修理のご依頼ありがとうございました!
今回の修理
ダイナイトソール オールソール ¥15,400
リウェルト(フラット) ¥12,100
納期 約6週間
大阪・神戸・尼崎・西宮・宝塚・芦屋 メンズ靴修理はLABOにお任せください
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